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普通の話し合いは、難しい。

一昨日の夜のこと。

私が帰宅したら、夫は私の様子を確認して「まだふてくされてるの?」「今、何を考えてるのか教えて欲しい。」と言った。

その言葉だけで、胃がキリキリ痛みだす。

 今まで何度話し合っても堂々巡りになっていて、私はその不毛な繰り返しにうんざりしていた。

口調がいきなり優しくなっていても、口だけなことはわかっていた。

 

期待と失望の繰り返し

結婚してから、たびたび夫婦喧嘩が繰り返された。喧嘩の原因は、私からすると本当にどうでもいいことばかりだった。

家を出る予定の時間が5分ズレた、とか、お皿を洗うのが少し遅れた、とか。普通の夫婦なら喧嘩にはならないように思えることにも、夫は声を荒げて怒った。

それから、喧嘩の翌日や、長くても一週間後くらいかな。夫の怒りがひとしきりおさまると、「何を考えてるか教えて欲しい」と夫はいつも言った。

 

はじめはその言葉に、私の話を聞こうとしてくれている、私の気持ちをわかろうとしてくれている、と期待した。色んな方法で意見のすり合わせが出来ないかと試みた。

私にとっては夫の言い分は一方的に思えるものだったけど、夫が出す条件で受け入れられるものは受け入れて、改善することを約束した。

どうしても納得できないことは、はっきりと相手の要求の矛盾点を指摘した。

別の代替案を出して、こうしたらお互いストレスが無くなるんじゃないか、と提案した。

どうしても伝わらなくて、恥ずかしながら私の親から話してもらったこともある。

 

でも、結局何も関係は変わらなくて、最終的には「自分の意見を押し付けるな」「相手の気持ちを考えろ」「何で俺ばかり努力しなきゃいけないんだ」と言われてきた。

変わったと思っていても、結局一時的なもので、すぐに同じようなことが繰り返された。

 

 夫に期待することを諦める

結婚してから定期的に繰り返されるその問答で、夫に対する愛情はどんどんすり減っていった。

わかってくれるはず、と期待することを諦めた。少しずつ夫に触れられることすら苦痛になっていった。

夫の言葉を受けて、やっぱり私の努力が足りないんじゃないかと自問自答を繰り返したけど、どうしても夫の要求すべてに応えるのは無理だと思った。

お互いの意見のすり合わせは、もう諦めるしかない。できるだけ、怒らせないように、過ごすしかない。

段々夫に対して、そう思うようになった。

 

 話し合いのゴール

話は冒頭に戻る。

一昨日の夜、私は「どうしたらお互いが穏やかに暮らせるかを考えているけど、その方法がわからなくて悩んでいる。」と答えた。

「お互いの意見をぶつけあうだけの不毛な話し合いはしたくない。」と伝えた。

 でも、夫は「俺がしてほしいって言ってることはそんなにも変えるのが難しいことなの?」と言った。

それを聞いて、脱力してしまった。もうこれ以上、話しても無駄だと、思った。

夫婦で今後どう生きていきたいか、夫は考えたことがあるのだろうか。

この話し合いに、何を求めているのだろうか。

私の言葉を聞いて、何か思わなかったのだろうか。

そんなことを思う。

 

私じゃなくてもいい、第三者でもいいから、彼に気付きを与えてくれる人はいないかな。もう、私の言葉は、聞いてくれないから。