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NOと言えなかった私

マンガ 夫婦のこと

 

 きょう読んだコミックエッセイが偶然にも随分自分の状況とリンクしたので、TSUTAYAに返却して内容を忘れてしまう前に、感想を書いておく。

前回の記事で書いた、「人の機嫌の良しあしに、自分の幸せが左右されてしまっている」という状況が書いてあって、勉強になった。

 

あらすじ

この本は、タイトル通り「NO」と言えないことで生きづらさを感じていた作者が、それに向き合って奮闘していく話。

私も夫も作者に似ている所があるなぁと思いながら読んだ。

 

例えばNOと言えないエピソードの中で、作者の夫とのエピソードがある。

出産して家事子育て仕事をして、いっぱいいっぱいな作者を横目に、夫は子供が産まれる前と何も変わらない生活を過ごして、いつもスマホをいじってばかりいることにある日気づく。

「自分ばかりこんなに苦労しているのに」と思いながらも、「助けて」「手伝って」と言えないまま、ストレスを溜める。

世間話を夫に話しかけても、スマホを見ているばかりで何も反応が返ってこず、「機嫌が悪いのかな」と思ってビクビクするようになってしまう。

 

幸せは自分のこころが決める

作者がNOと言えなくなった理由について、マンガでは作者の生い立ちが詳しく描かれているのだけど、本当にみんな、いろいろあるよね。

このマンガのよいところは、作者が「自分を幸せにできるのは自分しかいない」と気づいてから、実際に行動にうつし、奮闘していく経過が具体的に描かれていることだと思う。

 

作者は実際に、自分を改善しようと、こんな行動をしている。

  • 辛い道を選ぶことで、自分を素直に褒められるようにする
  • 今これからのことを考え、過去を肯定的に捉えるようにする
  • 自己主張を頑張った記録をつけ、30回溜まったら自分にご褒美をあげる
  • 相手の感情と自分の感情は切り離して、自分の感情にのみ集中する
  • 摩擦を起こさない「NO」の仕方を調べ実践する

すごいなー、と思う。

作者は仕事で知り合った行動分析学の先生の話をたくさん聞いてそれを実践したそうだけど、それでもそんなに行動を起こせるのがすごいなと思う。

読んでいて、作者が「この気持ちはこういうことだったのか!」と少しずつ気付いていく過程がわかりやすくて、とても地頭のいい人なんだろうなと思う。

 

私は別にNOと言えない人間ではないけれど、それでも、よく察してちゃんになって、一人でモヤモヤした気持ちを抱えることは多い。

「つらい道を選んで、自分を褒める」というのと「相手の感情と自分の感情を切り離す」というのは、私も意識して実践しようと思う、

 

行動を変えたあとの変化

人に迎合して自分の気持ちを抑えてばかりいた作者は、人と会った後はいつも疲れ切って「しばらく誰にも会いたくない」となってしまっていたようだった。

でも、行動を変えてから、作者は「人と会うのが楽しくなった」と書いている。

 自分ばかりが我慢している、という気持ちがなくなり、人と対等な関係を築けるようになる。そして、他人から否定されても、自分が自分を肯定できるようになったから、問題ないと思えるようになったそうだ。

 

私が自己主張をできる相手って、本当に限られていて、ほんの一握りの友達としか、素直な気持ちで話すことができない。

すごく悲しいのだけれど、私は、そんな希薄な人間関係しか築けていないのだ。

嫌われたくないな、がっかりされたくないな、一緒にいても楽しくないな、一人になりたいな、そんなことばっかり考えてしまって、結構どうしようもない。

私もそんな風になれたらなぁ、と思って、ほんとに凄いなぁ、と思った。

ちょっと唐突ですが、こんな小並感溢れる感想で〆ます。