会社の評価と妻の評価と

夫とは普段なんの問題もなく過ごせているけれど、好きという気持ちはなくなってしまったと思う。いや、友達としてならとても好きなんだけど、今までの積み重ねで尊敬する気持ちがなくなってしまって、「普段楽しく過ごす分には面白い奴だけど、ちょっとああいう所あるからな」みたいな感覚になってしまった。

 

会社と夫の関係と、私と夫の関係は似ているかもしれない。

しばらく前に、夫が私の給与明細を見つけてしまって、自分の給与より高いことに納得出来ないと怒ったことがあった。どうしたら評価されるのかわからないと悩む気持ちと、なんで適当に仕事してるお前が評価されるんだよ、どうせ社長に贔屓されてるからだろ、という気持ちと、2つの気持ちをぶつけられて、私だって頑張ってるのになあ、と悲しくなった。

怒りは社長に8割、私に2割向いてる感じだった。私から色々言ってもこじれそうだなと思って、社長にどうしたら評価が上がるのか聞いてみたらいいんじゃないか、という話をした。その後、社長にこういうことがあったと謝って、彼が納得してよりいい仕事ができるように、会社が求めている具体的な動き方を伝えて欲しい、やることさえ明確になれば実行力は私より遥かに高いと思う、と話した。

それからその日のうちに社長と夫が話して、夫はどうしたら評価されるのか、なぜ私が夫よりも評価されているのか、ということが腑に落ちたらしい。それから夫の働き方は少し変わったような気もする。この話はこれで収束した。

 

給与を上げたい場合、管理職のポジションを目指さなければならない。管理職に求められるのは、社長の意図を正確に理解して、それを下に浸透させて実行させる能力だ。なので社長にとって「意図が容易に伝わる」「社長の状況や気持ちを慮ることができる」という所がものすごく重要だと思う。

今回の件で夫が「納得出来ない」と社長に対して怒ったことは、上の管理職に求められる能力と真逆なことだ。私が何かを言ってもさらに怒りそうだから社長に対応をお願いしてしまったけれど、今回のことで夫はきっと更に管理職としての適性が低いという印象になってしまった。

会社に対してクレームを出す社員は、やっぱり会社にとっては厄介な存在だ。しかも会社なりに「こういう働きを評価する」と明確に伝えていたつもりだったのに全然それが理解されていなかったとあれば、理解してくれる人を選ぼうという気持ちになってしまうのではないだろうか。

普段仕事を頑張ってくれて感謝の気持ちはあれど、こういうことが繰り返されると「あの人はああいう所があるから」としてどうしても評価されづらくなってしまうと思う。

 

ここまで書いたけれど、何にせよ、私は夫のことを減点方式で見てばかりいて、いい所を見る努力が足りていないんだと思う。会社の管理職として求められることと、夫として求められることは違う。自分の意図を容易に汲み取ってくれるなんて、夫婦でそんなの求めるのは無理だよ。そんな要求はしていないつもりだけど、でも無意識にそうしてしまっているのかもしれない。

つまり、もっと努力して夫の良いところを見つめるべし、ということです。。